
「VISA」や「JCB」などは聞いたことはあると思いますが、これらは国際ブランドの名前。
これら国際ブランドは世界で7つあるのですが、どのブランドのクレジットカードを選んでも世界中どこでも使える!というわけではないんです…。
そこでこの記事では、
- 国際ブランドのシェアはどんな感じ?
- それぞれのブランドにどんな特徴があるの?
- どの国際ブランドのクレジットカードがおすすめ?
といった、慣れるまでは意外とややこしいクレジットカードの国際ブランドについて比較しながら解説していきます!
クレジットカードの国際ブランド全7つのシェア・違い一覧!
ブランド名 | シェア | 発行形態 | 特徴 |
---|---|---|---|
VISA
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56% |
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ブランド名 | シェア | 発行形態 | 特徴 |
MasterCard
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26% |
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ブランド名 | シェア | 発行形態 | 特徴 |
アメリカン・エキスプレス
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3% |
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ブランド名 | シェア | 発行形態 | 特徴 |
JCB
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1% |
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ブランド名 | シェア | 発行形態 | 特徴 |
ダイナース
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1%未満 |
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ブランド名 | シェア | 発行形態 | 特徴 |
銀聯(UnionPay)
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13% |
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ブランド名 | シェア | 発行形態 | 特徴 |
DISCOVER
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1%未満 |
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2020年現在、クレジットカードの国際ブランドと言われるのは上にあげた7つのみです!
7ブランド全て、それぞれの決済システムを導入している加盟店であれば世界中どこでも使えることから「国際ブランド」と呼ばれています。
各ブランドそれぞれに強み・弱みがあるので順番に見ていきましょう!
VISA…世界で最も使われている国際ブランド!

「VISA」はアメリカ発の国際ブランドで、現在世界で最も使われている国際ブランドです。
世界で行われるクレジットカード決済数の約半分はVISAブランドのクレジットカードとも言われ、世界中にVISA加盟店があるので広く使える汎用性が最大の強みとなっています。
ちなみにVISAは自社でのクレジットカード発行はせずに、全てライセンス発行によって提携会社がVISAブランドのクレジットカードを発行する形。
世の中にあるクレジットカードはだいたいVISAブランドを選ぶことが可能です。
一方弱点としては、「Apple Pay」でのオンライン決済に対応していないというのが挙げられます。
※日本で作れるVISAブランドでおすすめのカードは以下の記事でご紹介しています。
MasterCard…世界第2位のシェア!

「MasterCard」はアメリカ発の国際ブランドで、世界第2位で26%のシェアを持っています。
VISAと同じく自社でのクレジットカード発行はしておらず、全てライセンス発行によって提携会社がクレジットカードを発行する形態です。
シェアが広いだけあって強みはやはり広く使える汎用性。実は世界の加盟店数はVISAに匹敵するとも言われています。
ちなみに「Apple Pay」のオンライン決済に対応しているので、VISAとはその点で差別化されています。
アメリカン・エキスプレス…ステータスが高い国際ブランド!

「アメリカン・エキスプレス」はステータスが高いと言われる国際ブランドです。名前が長いので、短く「アメックス」とも。
自社・提携クレジットカードともに発行しています。
国際ブランドとしてのサービスは、ホテル・レストランの優待や空港ラウンジの利用など、決済用途よりもトラベル系に強いのが特徴です。
ステータス性が売りだけあって、審査はやや厳しいと言われていますが、カードの審査に通りにくいと言われる自営業者などでも「現在の支払い能力」が認められれたら案外簡単に作れるとも言われています。
ちなみに日本ではJCBと提携しており、基本的にJCBマークがある加盟店ではアメリカン・エキスプレスブランドのクレジットカードも使用可能です。
JCB…日本国内で広く使える日本の国際ブランド!

「JCB」は日本で生まれた国際ブランドです。
国際ブランドとしてのシェアは1%程度で、世界中で使うとなるとやや厳しめですが日本国内であれば一番と言っていいほど幅広く利用可能。
特徴としては日本生まれだけあってやはり日本人向けサービスが充実しており、世界60ヶ所に日本語で相談が可能な海外サービス窓口が設置されています。
また意外なメリットとして、アメリカ国内で広く使われている「DISCOVER」ブランドと提携しているので、DISCOVER加盟店でもJCBブランドのカードが使えます。
※おすすめのJCBブランドカードとしては、39歳以下で作れる「JCB CARD W」です。以下の記事で詳しくご紹介しています。
ダイナース…自社発行しかしないステータスが高い国際ブランド!

「ダイナース」は世界で初めて生まれた国際ブランドと言われています。
特徴は高いステータスで他社よりも審査は厳しいので、ダイナースカードを持つ人は必然的に医者・弁護士などかっちりした職業の富裕層の人が多く、アメリカン・エキスプレスと同じくトラベル系サービスなどが強いのが特徴です。
シェアは1%未満ですが、日本国内であればJCBと提携しているのでJCB加盟店であれば基本的に使うことができます。
またアメリカ国内で広く使われている「DISCOVER」とも提携しており、主に北米での使い勝手も悪くないです。
銀聯(ぎんれん)…中国発で急速に広がっている国際ブランド!

「銀聯(ぎんれん)」は中国で生まれた国際ブランドで、英語圏では「UnionPay」とも呼ばれています。
主に中国国内でのシェアが高いですが、最近では中国以外でもアジア圏を中心に加盟店が増えているので使い勝手が向上しました。
中国国内では使える範囲が世界シェア1位のVISAを超えているといわれるほど。
日本国内では主に家電量販店などに加盟店が多く、銀聯ブランドのカードで決済すると割引を受けられることもあるので中国人旅行者に人気です。
日本では発行会社がごく限られていますが、三井住友銀行が発行する「三井住友銀聯カード」などがあるので、中国に旅行する際は1枚持っておくといいかもしれません。
DISCOVER…北米で広く使われているが日本では発行されていない国際ブランド

「DISCOVER(ディスカバー)」は主に北米で広く使われている国際ブランドです。
DISCOVERの加盟店もやはり北米を中心に偏っていて、日本ではそもそも発行している会社がありません。
なので基本的には日本人に馴染みがない国際ブランドということになります。
ただしJCB・銀聯と提携しているので、この2ブランドの加盟店ではDISCOVERブランドのクレジットカードを使うことが可能です。
日本国内を含めアジア圏で使うならなかなか対応範囲は広いといえます。
クレジットカードを最初に作るならおすすめブランドは「VISA」!

国際ブランドそれぞれの比較を見てきましたが、クレジットカードを作るときに最初におすすめなブランドはやはり「VISA」ですね!
日本国内でも世界的にもシェアが圧倒的なので、クレジットカードが使えるところならVISAが使えないということはまずありません。
VISAブランドが選択できないクレジットカードはとても少ないので、国際ブランドで迷ったらとりあえずVISAにしておくと汎用性が高いです!
※おすすめのVISAクレジットカードは以下の記事で紹介しています。
39歳以下であれば「JCB CARD W」というお得なクレジットカードもあり、初めての1枚に最適です。
※「JCB CARD W]については以下の記事で詳しくご紹介しています。
クレジットカードのブランドに関するQ&A
ここではクレジットカードのブランドを知る上でよくある質問をまとめてご紹介しています。
クレジットカードの仕組みはブランドとどういう関係ですか?
例えばVISAブランドであれば、VISAという決済システムによって決済が行われる仕組みのこと。
クレジットカードの審査はブランドを持つ会社が行うのですか?
文字だけだと分かりづらいので、下に楽天カードの例を用意しました。

この例ではブランドはVISAですが、発行元は楽天カードです。
ブランドはあくまで決済システムなので、実際に使用者によって直接損得が関係する楽天カードが審査を行います。
クレジットカードのブランド変更は可能ですか?
もしブランドを変更したい場合は、お持ちのクレジットカードの発行会社に問い合わせてみましょう。
変更できる場合もあれば、一度カードの解約をして再度申し込みを勧められる場合もあります。
まとめ
- クレジットカードの国際ブランドは7つ
- 1枚目におすすめなのはVISA・MasterCard
- 2枚目以降か日本国内で使うならJCBがおすすめ!
ここまでクレジットカードのブランドについて見てきましたが、いかがだったでしょうか?
世界的には7つの国際ブランドがあり、VISA・MasterCardの2ブランドだけで7~8割のシェアを持っています(中華圏に限れば銀聯も強い)。
そしてシェアが大きいということは当然ながら世界中で加盟店が多く使い勝手がいいです。
まず1枚持つなら、やはりシェアが一番大きく日本国内でも使いやすいVISAブランドのクレジットカードを持つといいでしょう。
※以下でVISAブランドが選べるおすすめクレジットカードをご紹介しています。
また使うのが主に日本国内でだったり、日本人向けのサービスを重視するならJCBも強いのでおすすめです!
※現在39歳以下ならJCB自社発行・常時還元率1%でお得な「JCB CARD W」がおすすめ。以下の記事で詳細をご紹介しています。