
時々クレジットカードの不正利用とか、何かしらのトラブルの話は話題になるので怖いものだと思うかもしれません。
でも大丈夫です!間違った使い方をせず、注意するポイントさえ気をつければクレジットカードはすごく便利なものです。
今回この記事では、
- クレジットカードを使う前にどんなことをすればいいの?
- お店・通販ではどうクレジットカードを使ったらいいの?
- 利用した金額の支払いで気をつけることは?
といったクレジットカードの使い方について徹底解説していきます!
目次
クレジットカードの使い方を5つのステップの全体像を解説!
ステップ | 解説すること |
---|---|
ステップ❶ | 使う前の準備:クレジットカードを使う前に確認すること、やっておくことを解説します |
ステップ❷ | お店での使い方:お店にクレジットカードを持っていって使う方法について解説します。 |
ステップ❸ | 通販での使い方:通販でクレジットカードをどう使ったらいいのかを解説します。 |
ステップ❹ | 口座からの引き落とし:クレジットカードを使った後、口座引き落としで気をつけなければならないことを解説します。 |
ステップ❺ | 注意点について:クレジットカードを使う上で注意しておかなければならないことを解説します。 |
この記事では、クレジットカードを使うために必要な知識を上の表にあげた準備・お店での使い方・通販での使い方・支払いの5つのステップで解説していきます。
どれもクレジットカードを使う上では外せない内容で、知らなかった場合は損をしてしまうかもしれません。
それでは順番に見ていきましょう!
【ステップ❶】クレジットカードを使う前に…確認すること・やっておくことを4つご紹介!
上のリンクをタッチするとその解説のところまでジャンプできます。
ではまず、クレジットカードを使う前にしなければならないことについて解説していきます。
クレジットカードは届いた時点から使うことはできるのですが、届いた状態でそのまま使うのは危険です!
上にクレジットカードを使う前にすることを4つまとめたので、それにしたがって順番に見ていきましょう。
【準備①】クレジットカードの裏面にサインをする…絶対に忘れないようにしましょう

まず最初に、クレジットカードの裏面に署名欄があるのでそこに自分の名前を書きましょう。
マジックでもボールペンでもいいので、簡単に消えない油性のものを使って、フルネームを漢字・ひらがな・ローマ字で記入すればOKです。
どうして名前を書くかというと、「このクレジットカードは自分のものです。」という証明になるから。
この名前を書いていなかった場合、もしカードを盗まれたり不正利用されたときにカード会社の補填が受けられなくなってしまいます。
意外と名前を書き忘れている人は多かったりするのですが、盗難・紛失の可能性を考えるととても危険な行為です。
【準備②】クレジットカードの情報を確認する
つぎに手元のクレジットカードに関する情報を確認しましょう。
クレジットカードの表面の情報・裏面の情報・暗証番号が実際に使う際に必要になります。
画像付きで解説していきますね!
クレジットカードの表面に書かれている情報

クレジットカードの表面に書かれている情報は、主にカード番号・名前・有効期限・カードブランドロゴです。
それぞれについて軽く触れておくと、
- カード番号…クレジットカードを識別する番号
- 名前…契約者の名前がローマ字記入されている
- 有効期限…このカードが使える期限で、月/年を下2ケタで表示している
- カードブランドロゴ…このカードの取り扱っているカードブランドの会社ロゴ
という感じになっています。
特に気をつけなければいけないのは有効期限で、期限が切れたカードは使うことができません。
またカードブランドロゴは、自分のクレジットカードを取り扱っているカード会社のロゴが入っています。
クレジットカードを使うということは、このカードブランドの会社に対して一時的に借金をして使うということです。
カードブランドによって使えるお店・使えないお店が違うので覚えておきましょう。
海外になるとJCBがやや使える範囲が狭いですが、VISAは対応範囲が広くどこでも使える感じです。
クレジットカードの裏面に書かれている情報

クレジットカードの裏面は、署名欄・セキュリティコード・カードの連絡先が記載されています。
署名欄は先ほど触れたので、ここではセキュリティコードとカードの連絡先について解説しますね!
セキュリティコードは上の画像の位置、署名欄の右隅に3ケタ(もしくは4ケタ)で書かれている番号のことです。
主に通販で使う番号で、「あなたの手元にカードがある証明をする」ためのもの。
カードの連絡先は、クレジットカード絡みで何かトラブルにあった場合か、誰か他人のクレジットカードを拾った際に連絡するためのものです。
暗証番号について
暗証番号はクレジットカードを申し込む際に設定する、4ケタのものです。
「0001」とか「9999」とかですね。
この暗証番号は最悪覚えていなくてもクレジットカード自体は使うことができるのですが、覚えていたほうが便利に使えるのでちゃんと覚えておきましょう。
詳しくはこちらで解説しています。
【準備③】利用限度額・引き落とし口座・締日・引き落とし日を確認する
項目 | 解説 |
---|---|
利用限度額 | カードごとに「この金額まで使えます」という制限のこと。例えば限度額が30万円だったら30万円分だけ使えて、利用額の支払いをすると限度額が復活します。 |
引き落とし口座 | 申し込み時に設定した利用額支払い用の銀行口座。引き落としには手数料が掛かりません。 |
締日 | カードごとに決まった日に1ヶ月分の利用額の集計をする日のこと。例えば楽天カードなら月末が締日で、締日までの1ヶ月間に利用した分がまとめて請求されます。 |
引き落とし日 | 締日に集計された利用額をまとめて引き落としする日のこと。例えば楽天カードなら毎月27日に引き落としされます。 |
クレジットカードの支払いに関する情報として、利用限度額・引き落とし口座・締日・引き落とし日を確認しておきましょう。
それぞれの説明は上の表にまとめた通りです。
これらの情報をちゃんと確認しておかないと、こちらでも説明していますがクレジットカードが使えなくなる可能性もあります。
なので利用にはちゃんと支払いを管理できなければカード会社に信用してもらえません。
【準備④】クレジットカードの会員サイトを確認する
- クレジットカードの利用明細を確認できる
- クレジットカードの利用限度額・支払い口座・締日・引き落とし日が確認できる
- 登録情報の修正手続きができる
- 支払い方法の調整ができる
近年ではクレジットカードを申し込むと、どのカードでも専用の会員サイトを利用できるので確認しましょう。
クレジットカードにより様々ですが、おおむね上の4つのことが会員サイト上でできます。
特に利用明細をネット上で確認できるのは、自分が今いくらクレジットカードを使っているのかがすぐに確認できてすごく便利!
明細の郵送には数十円前後の手数料が掛かることが多いです。
【ステップ❷】クレジットカードのお店での使い方を3つの手順で解説!
上のリンクをタッチするとその解説のところまでジャンプできます。
それでは、お店にクレジットカードを持っていって使う方法について解説していきます。
お店によって使い方はちょっと違っているかもしれませんが、基本的には上にあげた3つの手順で大丈夫です。
詳しく解説するので順番に見ていきましょう!
【お店での使い方①】そのお店でクレジットカードが使えるかどうかを確認する
まずは使いたいお店でクレジットカードが使えるかどうかを確認します。
お店の前やレジの近くに上のようなブランドロゴがある場合は、そのブランドのクレジットカードを使うことが可能です。
たまにお店にブランドロゴ表示がどこにもないけれどカードが使えるお店もあるので、分からなければ店員さんに聞きましょう。
【お店での使い方②】クレジットカードを店員さんに渡して支払い処理をしてもらう
クレジットカードが使えるお店であれば、支払いの際に「クレジットカードで」と言ってカードを店員さんに手渡しましょう。
店員さんがスキャン機でカード情報を読み取って支払い処理をしてくれます。
その際、店員さんに「支払回数はどうしますか?」と聞かれることが多いので、支払い回数を答えましょう。
よほど特別な事情がない限りは、基本的に「1回で」とか「一括で」と答えればOKです。
コンビニなどでクレジットカード払いをすると支払い回数は聞かれませんが、聞かれなかった場合は支払い方法は一括になっています。
詳しくはこちらで解説します。
【お店での使い方③】暗証番号入力・サイン記入をする
クレジットカードで買い物をするときは、スキャン機で暗証番号を入力するか、レシートにサインを記入するよう求められます。
これは本人確認のために行われるので、求められたら従いましょう。
サインを記入する場合は、必ずクレジットカードの裏面に書いた名前と同じものを記入します。
仮に暗証番号を忘れてしまった…という場合はサイン記入に切り替えてもらいましょう。本人確認ができれば暗証番号でもサイン記入でも意味合いは同じですからね。
ただ暗証番号入力のほうが楽ですし、忘れないようにしておいたほうがいいですね。
コンビニなどはお会計の金額が10,000円以上の高額になったり…ということはそうないので、手間を省くために「サインレス決済」が導入されています。
【ステップ❸】クレジットカードの通販での使い方を3つの手順で解説!
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続いて、通販でもクレジットカードを使う方法について解説していきます。
通販サイトによってやり方は多少違いますが、基本的には上にあげた3つの手順でOKです。
今回は大手通販サイトの楽天の画像を一部使いつつ説明するので、順番に見ていきましょう!
【通販での使い方①】その通販のお店でクレジットカードが使えるか確認する

まずはその通販サイトでクレジットカードが使えるのかどうかを確認しましょう。
だいたいの場合は商品ページの下のほうに支払い方法の説明があるので、そこで確認できます。
ブランドのロゴが乗っていれば、そのブランドのクレジットカードを使うことができます。
【通販での使い方②】購入ページでクレジットカード情報を入力する

購入ページに進むと、支払い方法を選択するところがあるのでクレジットカードを選択しましょう。
するとクレジットカード情報を記入するように求められるので、以下のような情報を入力します。
- カード番号
- 有効期限
- カードに書かれているローマ字の名前
- セキュリティコード
通販ではお店のようにサインを書くことができないので、セキュリティコードを入力して本人確認を行います。
よく使う通販サイトなら登録しておいたほうが便利ですよ!
【通販での使い方③】購入ボタンを押してクレジットカード決済をする

カード情報を入力すると購入ボタンが表示されるので、間違いがなければ購入ボタンを押しましょう。
その時点で購入とクレジットカード決済が確定します。
あとは商品の到着を待ちましょう!
【ステップ❹】クレジットカード利用額の支払い方を3つの手順で解説!
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クレジットカードの利用額は、設定した銀行口座からの引き落とし日にまとめて引き落として支払います。
上にあげた3つの手順にしたがって、しっかりと支払いをするようにしましょう。
それぞれ順場に詳しく解説していきます!
【支払いの手順①】利用額の引き落とし日・引き落とし額を確認する
まず利用額の引き落とし日、引き落とし額について確認します。
引き落とし日は基本的に毎月同じ日ですが、引き落とし日と土日・祝日がかぶった場合は引き落とし日以降の最初の平日になることが多いです。
引き落とし額は前回の締日までの1ヶ月間の利用額で決まるので、今月いくら支払う必要があるのかを確認しましょう。
引き落とし日・引き落とし額とも郵送で通知されるか、会員サイト上のWEB明細を確認できます。
【支払いの手順②】クレジットカードの利用明細を確認する
クレジットカードの支払いは、支払額だけではなく利用明細も確認することが大切です。
どうしてかというと、万が一不正利用されていた場合に対処するため。
利用明細をよく確認してみて、「明らかに自分が使ったものじゃない…」と気づいた場合はすぐにカード会社に連絡しましょう。
もし利用明細を確認せずに支払ってしまった場合、後から不正利用に気づいても時効になってしまって補償が受けられなくなってしまいます。
カード会社によりますが不正利用から60日や90日といった時効までの期間が設けられているので、基本的には毎月確認していれば問題ありません。
【支払いの手順③】引き落とし用の銀行口座にお金を入金しておく
引き落とし日・引き落とし額・利用明細をしっかり確認したら、引き落とし用の銀行口座に引き落とされる金額以上のお金を入金しておきましょう。
注意しておきたいのは、入金は引き落とし日の前日までにしなければならない、ということです!
銀行によって引き落とし処理の時間が異なるので、当日でもギリギリ間に合う可能性がないわけではありませんが、前日までに入金すれば確実に間に合います。
自分で気づくか、カード会社からすぐに連絡があるのでカード会社の指示にしたがって手続きをしましょう。
引き落としできないまま放置するのは絶対にNGです!
カード会社によりますが再引き落とし・振り込みなどで再支払いを指示されるので、それに従いましょう。
【ステップ❺】クレジットカードの使い方で気をつけたい4つの注意点!
上のリンクをタッチするとその解説のところまでジャンプできます。
クレジットカードをどんなふうに使うのかを見てきましたが、ここでは注意点について触れておきます。
上にあげたような注意点に気をつけておかないと、クレジットカードで損をしたり生活が破綻したり…といったような可能性があるのでとても大切!
それでは順番に見ていきましょう。
【注意点①】クレジットカードの暗証番号は人に教えてはいけない
クレジットカードに設定した4ケタの暗証番号は、絶対に人に教えてはいけません。
暗証番号が知られてしまうと、自分以外の人でも自分のクレジットカードが使えるようになってしまいます。
例えばサインをする場合、カードの裏と同じ筆跡でサインしないといけないので不正利用はバレやすいですが、暗証番号なら4ケタ入力するだけでOKです。
なので人に暗証番号を知られた場合は不正利用される可能性がグッと高まってしまいます。暗証番号の管理には十分注意しましょう。
人に暗証番号を知られる可能性が高いので自分が分かりやすい、という理由で誕生日・車のナンバーなどが由来の番号に設定しないようにしましょう。
【注意点②】利用額の支払いに遅れてはいけない…最悪クレジットカードが使えなくなる
クレジットカードの利用額支払いに遅れるとカード会社から「ちゃんと支払いができない人だな…」と判断されてしまいます。
支払いが遅れた結果、
- 利用限度額が制限される
- 遅延損害金を請求されることがある
- クレジットカードの利用を停止される
といったようなペナルティが待っているので注意しましょう。
また、実はクレジットカードの利用状況というのは「信用情報機関」と呼ばれるところに記録されていき、記録は他のカード会社も確認することができます。
そうなると新しくクレジットカードの審査に通らずカードが作れないなんて状況になるかもしれません。
支払いに遅れるというのはそれだけ社会的な信用を失うものなんだと認識しておく必要があります。
【注意点③】分割払い・リボ払いは利息が掛かる…できる限り利用しない
支払い回数 | 内容 | 利息 |
---|---|---|
一括払い(1回払い) | 利用額を一回で支払う | なし |
ボーナス一括払い | 利用額をボーナス月に一回で支払う | なし |
2回払い | 利用額を2回で支払う | なし |
3回以上の分割払い | 利用額を3回~36回まで分割で支払う | おおむね年利10%~ |
リボ払い | 利用額を月々定額で支払う | おおむね年利15%程度 |
クレジットカードの支払いで3回以上の分割・リボ払いは利用しないようにしましょう。
上にまとめたように、一括・ボーナス一括・2回払いは利息が掛からず利用できますが、3回以上の分割・リボ払いは利息が掛かります。
3回以上の分割の場合、3回から最大で36回まで分割で支払うことができますが、利息がおおむね年利10%以上とかなり高いです。
また月々の支払いが定額になるリボ払いも利息が掛かり、おおむね年利15%くらいとこちらもかなり高くなっています。
よほどの事情がない限り分割・リボ払いは損にしかなりません。
ジャパネットなど通販に多いですね。
【注意点④】クレジットカードの使いすぎに注意する
クレジットカードは利用限度額までは使うことができますが、自分の支払い能力を超えないように使いすぎには注意しましょう。
クレジットカードで買い物をすると、現金で支払っていないので「お金を払った感覚」がやや薄らいでしまいます。
なのでついつい買いすぎてしまうといったことが起こりがちですが、クレジットカードは一時的に借金をしていることと同じこと。
こまめに利用明細を確認するようにして、自分が今いくら使っているのかをしっかり把握しておく必要があります。
まとめ
- クレジットカードの裏面には必ず名前を書く
- 締日・引き落とし日を把握しておく
- 引き落とし日の前日までに引き落とし金額を入金しておく
- 分割払い・リボ払いは手数料が掛かるのでできる限り使わない
- クレジットカードの使いすぎに気をつける
ここまでクレジットカードの使い方についてあれこれ見てきましたが、いかがだったでしょうか?
初めてクレジットカードを使う時はちょっと怖いかもしれませんが、適正な使い方をすれば買い物が便利になります。
一方で使い方を間違えると、クレジットカードが利用できなくなったり生活が破綻したり…といったことが起こるので気をつけなければいけません。
特にクレジットカードの使いすぎには要注意です!自分が支払える範囲で便利に使いましょう。