
デビットカードとクレジットカードは似てるけど、実際何が違うの…?
どちらも安全に使いたいからこそ、きちんと違いを知っておきたい!と思ったりしますよね。
そこで、こちらの記事ではデビットカードとクレジットカードの違い・見分け方・使い分け方のポイントについてまとめました。
クレジットカードとデビットカードをうまく使い分けたい場合は、ぜひ参考になさってくださいね。
目次
デビットカードとクレジットカードの大きな違いは3つ!
項目 | デビットカード | クレジットカード |
---|---|---|
支払い方法 | 即時払い | 後払い |
利用可能額 | 預金口座の残高まで | 審査で決まった利用限度額の範囲内 |
申込・審査 | 銀行に申込が必要審査なし | クレジットカード会社に申込が必要審査あり |
デビットカードとクレジットカード違いを簡単に説明すると上記3つになります。
1つずつみていきますね。
デビットカードは即時払い・クレジットカードは後払い
デビットカードはカードで支払うとすぐに銀行口座からお金が引き落としされる即時払いです。
即時払いなので、銀行口座に支払いたい分のお金がないと買い物時の支払いができないときもあります。
対して、クレジットカードは、まとめて請求があがり、あとから指定の銀行口座からまとめて引き落としがされる後払いです。
後払いなので、支払いたい分のお金がすぐ銀行口座になくても、カード限度額内なら支払いをすることができます。
1回の買い物に利用できるお金の限度額
デビットカードとクレジットカードでは、1回の買い物で利用できるお金の限度額も大きく違います。
デビットカードで支払いができる利用可能額は銀行口座にある金額までです。対して、クレジットカードは審査時に決められた利用限度額内まで利用できる点で違います。
クレジットカードの場合は、利用限度額はわりと多めなので、大きな買い物などをする場合に使いやすいです。
デビットカードは審査不要・クレジットカードは審査がある
デビットカードは銀行が発行するので、銀行に口座があれば、16歳以上であれば誰でも申込のみの審査不要で発行できます。
対して、クレジットカードはカードを発行するのはクレジットカード会社なので、クレジットカード会社の審査があります。
この審査は、カードを利用しても返済できるかどうかの信用の審査なので、現在の収入や過去の支払いの信用履歴などを基準に審査が行われます。
他にもデビットカードとクレジットカードの違いがあるので、その他の違いについてもまとめますね。
デビットカードとクレジットカードのその他の違いを総まとめ!
項目 | デビットカード | クレジットカード |
---|---|---|
支払い回数 | 1回払いのみ | 1回払い・2回払い・分割払い・リボ払い・ボーナス払いが可 |
キャッシング借り入れ | ![]() |
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発行できる年齢 | 16歳以上 | 18歳以上 |
海外でのATM利用 | ![]() |
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ETCカードの発行 | ![]() |
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ポイントなど | ![]() |
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不正利用の対応 | ![]() |
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デビットカードもクレジットカードも使い方は国際ブランド(VISA・Masterなど)の加盟店で提示するのは一緒です。
デビットカードは、16歳以上で発行でき、海外でも出金できるので、高校生のお子さんが海外留学に行かれて送金したい時などに現地通貨で引き出せるのでとても便利です。
また、口座に現金が入っていないと使えないので、お金をつい使い過ぎてしまうという場合には管理しやすくなるのでよいですね。
対してクレジットカードは、支払いで0.5%~5%還元でポイントが貯まるのも魅力です。
公共料金・電気ガス・携帯電話など決まった支払い、電子マネーやスマホ決済と紐づけるとポイント還元率が大きくなることも多いので、コツコツと節約になります。
また、高額な買い物をしたいが手元にすぐお金がなくても、あとから分割払い、リボ払いなどでも支払い額を調整できるのも助かる点です。
デビットカードとクレジットカードの使い分け方のポイント!
クレジットカード・デビットカードの違いを踏まえたうえで、それぞれのカードが向いている場面をまとめました。
- 翌月以降に引き落としになるのがイヤ
- お金の使いすぎを防ぎたい
- 審査がないほうがよい
- 16歳以上の未成年
- 少額の買い物
- 海外のATMでの現地通貨引き出し
- 手元にすぐお金がなくても買い物したい
- 自分でお金の管理ができる
- 審査に不安がない
- 買い物のポイント還元を重視する
- 少し高額な買い物
- 公共料金・電気・ガス・携帯電話など決まった支払い
- ETCカードを発行したい
- 電子マネーやスマホ決済と紐づけしたい
使い方のポイントとしては、それぞれのカードの特徴を生かして便利に使い分けるのがいいですね。
コツとしては、どちらのカードを使うにしても、使った履歴をまめにチェックするようにすると、支払いに困ったりすることもなく、かつマネーセンスもあがっておすすめです。
クレジットカードとデビットカードの見た目の違いの見分け方!
こちらでは、クレジットカードとデビットカードの見分け方についてまとめておきます。
デビットカードとクレジットカードは、どちらも16桁の番号があり、カードサイズも似ているので見分けがつきにくいですよね。
ですが、確実な見分け方があるので、覚えておかれると便利です。
デビットカードの場合は、デビットもしくはDEBITとカードに記載が必ずあります。

自分のカードがデビットカードなのか見極めるにはデビットの文字をチェックしてみてください。
デビットカードは実は2種類ある!国際デビットカードとJデビットカード
項目 | 国際デビットカード | Jデビット(キャッシュカード) |
---|---|---|
申込 | 発行銀行にデビットカード発行の申込が必要 | キャッシュカードなので申込不要 |
カードが利用できる場所 | ![]() |
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発行できる年齢 | 15歳OR16歳以上 | 年齢制限なし |
海外でのATM利用 | ![]() |
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ポイントなど | ![]() |
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ここまでデビットカードとクレジットカードの違いを説明してきましたが、ここまで説明してきたのは実はデビットカードでも国際デビットカードというカードのお話です。
もう1つ、Jデビットカードというのがあります。Jデビットカードは銀行のキャッシュカードのことです。
Jデビット加盟店のお店なら、銀行のキャッシュカードがそのままデビットカードとして使えるというのがJデビットカードの最も便利な点です。
ただ、表をみていただくとおわかりかと思いますが、国際デビットカードの対して使える店も少なく、ポイントもつかず、海外でも使えません。
国際デビットカードのほうが利便性は断然よいので、デビットカードとして使うのであれば、申込をしてでも国際デビットを使われるのがおすすめです。
デビットカードとクレジットカードの違いまとめ
- デビットカードは即時払いで1回払いのみ。利用可能額は預金口座の残高までなので使いすぎを防げる
- クレジットカードは後払いで審査があるが、手元にお金がないときなどは便利
- 国際デビットカードは海外ATMでお金がおろせ、16歳以上で発行可能なので留学などに向いている
- Jデビットカードは銀行のキャッシュカードそのまま国内で使えるのが便利だが、利用先が限られる
一般的に国内での決済においては、ポイント還元やETCカードの発行、電子マネーやスマホ決済と紐づけできる点でいけば、クレジットカードのほうが汎用範囲が広く便利です。
海外で利用する場合は、国際デビットカードだと現地のATMで現地通貨でお金をおろせる点はとても便利です。
クレジットカード、デビットカードの違いを知って、上手に使い分けていきましょう。