
ETC車載器がついていない車で高速道路の料金の支払いとなると「現金のみ?」と思ってしまいますよね。
ですが、実は高速道路の料金所ではクレジットカードでの支払いもできるんです。
でも、使えるクレジットカードや支払い方法について詳しく分からないわということもあるかと思います。
あと、クレジットカードで支払うことで割引などがあるのかもちょっと気になるところです。
そこで、こちらの記事では
- 高速道路の料金所での支払いに使えるクレジットカードと使える道路
- 高速道路料金所でのクレジットカードでの支払い方法
- クレジットカードの支払いで割引はあるのか?
- カードを使ってお得に高速道路を利用するには?
についてまとめました。高速道路でのクレジットカードでの支払いについて気になる点がある場合はぜひご覧になってくださいね。
目次
高速道路でクレジットカードで料金支払いができる!使えるカードと使える料金所は?
高速道路の料金所での通行料金の支払いにはクレジットカードを使うことができます。
使えるカードは以下のマークのカードです。

- JCB
- NICOS
- AmericanExpress
- DinersClub
- VISA
- MasterCrd
ほとんどのクレジットカードが使えますね。
高速料金の支払いは、どのクレジットカードでも一回払いです。
そして高速料金の支払い時のサインは不要です!現金で支払うよりもきっと早いですね。
クレジットカードが利用可能な高速道路・一般有料道路は以下の道路です。
- 高速道路
- 一般有料道路(主要な道路のみ記載しております)
NEXCO(東日本・中日本・西日本)の管理する全ての高速国道
日高自動車道・秋田自動車道・三陸自動車道・圏央道・東京湾アクアライン・新湘南バイパス・東海環状自動車道・京滋バイパス・第二京阪道路・第二神明道路・広島岩国道路・高松自動車道・今治小松自動車道・関門トンネル・長崎バイパスなど
ほとんどの高速道路・一般有料自動車道でクレジットカードでの支払いが大丈夫です。
あと、NEXCO(東日本・中日本・西日本)の管理するSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)のショッピングコーナーやレストランでも、クレジットカードが使えます。
ですが、店舗によっては、クレジットカードが使えない店舗もあるので、細かい店名はチェックしておかれるとよいです。
ただ、都市高速などでは、クレジットカードの支払いができない高速道路も少しあります。
- 首都高速道路
- 名古屋高速
- 阪神高速道路
- 広島高速道路
- 福岡高速道路
- 北九州高速道路
上記の都市高速では、料金所でクレジットカードでの支払いはできません。支払いは現金・ETC専用クレジットカードのみです。
ただし、NEXCOの高速道路とつながる料金所では、クレジットカードが使えるようにはなってはいますが、少数なので使えないと思っておいたほうが安心です。
高速道路の料金をクレジットカードで支払うとお得や割引になる?
高速道路の料金を料金所でクレジットカード払いで払っても、残念ながら通行料金が割引やお得になることはありません。
支払いスピードは現金よりやや早いかもですが、お得感はありません。
ただ、NEXCOが発行しているクレジットカードならサービスエリア・パーキングエリアの店舗のお買い物でつくポイントが2倍になるなどのお得なサービスはあります。
イオンE-NEXCO pass・イオン首都高カード・イオン NEXCO中日本カード・イオン NEXCO西日本カード
とはいえど、還元率は高いわけではなく、SA/PAでそれほど高額に買い物するわけでもないと思うので魅力に欠けます。
やはり高速道路で割引やお得の恩恵といえば、ETC車載器をつけてETCカードで通行料金を払うのが最もお得になります。
次は高速道路でクレジットカードで料金の支払いをする方法を簡単に説明しますね。
高速道路の料金をクレジットカードで支払う払い方
高速道路の出口の料金所には人が料金収受をする料金所と無人の料金精算機の2つのタイプがあります。
どちらのタイプの料金所でもクレジットカードで支払いができます。簡単に支払いの方法をみておきますね。

- 料金所で停止して、通行券とクレジットカードを料金所の方に渡す
- (料金所の方がピッとクレジットカード決済を済ませてくれる)
- クレジットカードと領収書を受け取ったらゲートがあく
料金所の方は手馴れているので、結構早く終わります。料金所に人がいると、何かわからないときなどにすぐ聞けるのが安心ですね。
ただ、最近は無人の料金精算機も増えてきたので、無人の料金精算機でのクレジットカードでの支払い方法もみておきましょう。

- 通行券をいれる
- カードをいれる所にクレジットカードをいれる
- 自動的に精算してくれるので、出てきたクレジットカードを受け取る
- 領収書が必要な場合は領収書ボタンをおして領収書を受け取る
無人精算機は人に聞けない…と思ってしまいますが、もし操作方法がわからなかったり、トラブルがあるときは、インターホンで呼び出せば係員さんがヘルプしてくれます。
無人精算機で、障碍者割引や東日本大震災での特例割引を適用させたい場合は、最初から係員さんを呼び出す必要があります。
そのままだと、精算機の支払料金が通常料金になって割引料金にならないからです。
係員さんに割引条件になる証明(障害者手帳など)を見せると、係員さんが割引料金に変更してくれるので、割引料金に変わったら、上記手順でクレジットカード支払いをするとよいです。
ただし、高速道路にETC車載器でETCゲートを通過して入ったけど、ETC車載器の故障などで帰りはETCゲートをくぐれなかった…という場合などは、料金割引が適用されます。
その場合も、係員さんに相談するのがよいです。
高速道路の通行料金をクレジットカードよりETCで払う方が割引が多い
- 平日朝夕割引
- すべての車種対象
- 主にNEXCO東日本・中日本・西日本の高速道路の地方限定で適用
- 平日:朝6時~9時・17時~20時までの利用料金の30%~50%分が還元
- 休日割引
- 普通車と軽自動車限定の割引
- EXCO東日本・中日本・西日本の地方部の高速道路に適用
- 土日祝日に請求される料金が30%割引
- 深夜割引
- すべての車種対象
- NEXCOが管理する全国の高速道路及び仙台松島道路
- 毎日、出入のどちらかが0時~4時であれば料金が30%割引
料金所でクレジットカード払いができるのは便利なのですが、お得度でいくと、高速道路走行をするときは、ETC車載器をつけてETCカードで支払いをするのがやっぱりお得です。
というのも、国土交通省が渋滞緩和・キャッシュレスによる利用者の利便性向上のためにETC利用で全面的にお得になるよう施策を進めているからです。
そのため、2019年12月時点でのETCの利用率は92.4%と9割近くの車両がETC支払いを行っています。
上記の3つの割引は、特にETCでも利用が多い割引で、この割引のためにETC車載器をつけておられるといっても過言でないお得さです。
さらに、ETC車載器をつけていると、ETC限定企画の「ドラ割」と呼ばれるお得な割引プランも利用することができます。

- 対象エリア内の高速道路が定額で乗り降り自由
- 直前申込OKで、直前中止でもキャンセル料不要
例えば、2020年4月に企画されているのでは、「2020東北観光フリーパス」は4/3~12/24のうち連続する最大2日間または最大3日間、対象エリア内の高速道路が乗り放題になります。
高速道路乗り放題だと、広い範囲を行ったり来たりできるので、自動車で旅行に出かける方などにはとても使いやすいですね。
ETC車載器にいれるETCカードで計測された料金は、結局はクレジットカードからの引き落としとなります。
料金所でクレジットカードで支払うのもよいですが、ETCを通すだけ通常料金に比べるとかなり割引になるので、時短以外のメリットも大きいのでおすすめです。
高速道路をETCで走行するのに必要なものは2つ
- ETC車載器
- ETCカード
ETCを使って料金をお得に、クレジットカードから引き落としにしたい!と思った時に、ETCで走行するために必要なものは上記の2つです。
どちらも特に決まった指定のものがあるわけではないので、あなたの予算や好みにあった車載器・カードで選んで全然OKです。
ETC車載器

車載器はオートバックスやイエローハットなどのカー用品店、ホームセンターなどでも売っています。価格は6000円程度~で今は割と低価格でつけられます。
取付作業が、車体に合わせてセットアップ、ヒューズを探すといった作業があるので、苦手だなと思う方は作業料金がかかりますが、カー用品店などで設置をお願いすると安心です。
ETCカード

ETCカードはクレジットカードとセットで発行されます。なので、まずはETCカードの発行もできるクレジットカードを作りましょう。
ETCカードは無料で作れるものもありますし、年会費も永年無料というものもあったりと様々です。
ETCカードについては、還元率のよいおすすめのカードをまとめた記事がありますので、よかったら参考になさってください。
高速道路のクレジットカード払いまとめ
- 高速道路の料金所でクレジットカードは使える
- 使えるクレジットカードの種類は豊富でほとんどのカードが使える
- 料金所でクレジットカードが使えないのは阪神高速・首都高などの都市高速
- 高速道路の通行料金の割引はETCがやはり多い
- 最近は安い車載器も出ているので高速道路はETC利用がおすすめ
高速道路の料金所でクレジットカードが使えるのはほんとありがたいですね。
高速道路を利用する頻度によって、料金所払いがよいか、ETCカード払いがよいか迷われるかと思います。
ですが、普及率をみても割引率をみても長い目で見てETCが絶対お得になっていくので、それも考えながら高速道路をうまく利用していきましょう。
以下にお得なETCカードをまとめていますので、またご覧になってみてください。