
クレジットカードによっては個人賠償責任保険を追加オプションで申し込むことができ、しかも格安で契約することができます。
そして、ここ最近は自転車保険の加入の義務化が進んできています。
なので、小さなお子さんをお持ちの方にとって、自転車事故も補償してくれる個人賠償責任保険付きのクレジットカードは重宝するはずです。
ただ、いざカードを選ぶとなっても、どのカードがおすすめなのかわからないですよね。
また、「そもそも個人賠償責任保険がよくわからない…」こういった方もいるかもしれません。
ということで今回の記事では、個人賠償責任保険について解説しつつ、個人賠償責任保険に加入できるおすすめのクレジットカードを紹介していきます。
万が一のトラブルもしっかり補償してくれるカードを紹介していきますので、ぜひ最後まで内容をチェックしてみてください!
目次
そもそも個人賠償責任保険とは?自転車保険との違いも理解しよう!
個人賠償責任保険とは、他人にケガをさせたり損害を与えた場合に発生した損害賠償金を補償してくれる保険のことです。
例えば下の図のように、個人賠償責任保険では日常で起こりうる様々な賠償責任を補償してくれます。
そして、上の図からもわかるように個人賠償責任保険では自転車事故も補償されるんです。個人賠償責任保険の中に自転車保険が含まれるイメージですね。
また、個人賠償責任保険には以下のようなメリットもあります。
- 保険料が安い(自転車保険より安くなることも)
- 世帯主が加入すれば家族も補償される
ただし、注意点として個人賠償責任保険は単体での加入ができません。基本的に自動車保険や火災保険、クレジットカードなどのオプションとして申し込むことになります。
ただ、そういった特殊な加入形態だからこそ、安い保険料で契約ができるんです。
ちなみにクレジットカードの中には、年会費無料でかつ個人賠償責任保険がオプションで申し込めるカードもあります。
今回はそんなお得なクレジットカードを紹介していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
個人賠償責任保険に加入できるクレジットカードを選ぶ際の3つのポイント
- 保険料が安いカードを選ぶ
- 補償額が充実していて家族の分も補償されるカードを選ぶ
- 示談交渉に対応しているカードを選ぶ
カードを選ぶ際は上に挙げた3つのポイントを元にカードを選ぶといいでしょう。
では各ポイントについてもう少し詳しく解説していきます。
保険料が安いクレジットカードを選ぶ
基本的にクレジットカードで加入できる個人賠償責任保険は、普通に保険会社で個人賠償責任保険に加入するよりも安くなります。
ただ、そうは言っても各クレジットカード会社で保険料は様々です。
なので出来るだけ保険料が安いクレジットカードを選ぶといいでしょう。
保険料が安くても補償額が充実しているカードはいくつもあります。そういったカードをまずは選ぶのがおすすめです。
補償額が充実していて家族の分も補償されるクレジットカードを選ぶ
家族の分も手厚く補償された方が心強いですよね。なので補償額が充実していて家族の分も補償されるクレジットカード選ぶようにしましょう。
特に小さなお子さんがいる方にとっては、家族の分も補償されると心強いと思います。
先ほどの自転車事故のケースから、最低でも1億円の補償額はほしいところです。
示談交渉に対応しているクレジットカードを選ぶ
示談交渉に対応しているクレジットカードなら、損害賠償が発生した際は保険会社が示談を代行してくれます。
仮に自分だけで示談をするとなると、話がなかなかまとまらなかったり、あるいは適正な示談額なのかの判断ができないこともあるかもしれません。
そこはやはりプロにお願いした方が確実で安心です。
ということで示談交渉に対応しているクレジットカードを選ぶといいでしょう。
個人賠償責任保険に加入できるクレジットカードを徹底比較!
月額保険料 | 補償額 | 示談交渉 | |
---|---|---|---|
エポスカード![]() |
![]() 140円~160円 |
![]() 1億円~3億円 |
![]() あり |
三井住友VISAカード![]() |
![]() 140円~160円 |
![]() 1億円~3億円 |
![]() あり |
JCB CARD W![]() |
![]() 150円 |
![]() 1億円 |
![]() あり |
楽天カード![]() |
![]() 230円 |
![]() 1億円 |
![]() あり |
セゾンカードインターナショナル![]() |
![]() 300円 |
![]() 1億円 |
![]() なし |
イオンカード![]() |
![]() 2,410円 |
![]() 1億円 |
![]() あり |
NICOS VIASOカード![]() |
![]() 2,410円 |
![]() 1億円 |
![]() あり |
個人賠償責任保険に加入できるクレジットカードを比較してみました。
「結局どのカードがおすすめなの?」
と思うでしょうから、次では個人賠償責任保険に加入できるおすすめのクレジットカードをランキングで紹介していきます。
【おすすめ度順】個人賠償責任保険に加入できるクレジットカード
ここからは個人賠償責任保険に加入できるクレジットカードをランキングで紹介していきます。
カードを選ぶポイントとして紹介した「保険料」「補償額」「示談交渉」の3つのポイントを元におすすめカードをランキングで紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください!
【1位】エポスカード
項目 | 内容 |
---|---|
月額保険料 | 140円~160円 |
補償額 | 1億円~3億円 |
補償対象者 | 本人、配偶者、家族 |
示談交渉 | あり |
保険の契約可能年齢 | 満20歳~満65歳 |
保険会社 | 三井住友海上火災保険 |
カード年会費 | 無料 |
カード申し込み対象 | 18歳以上(高校生を除く) |
エポスカードで加入できる個人賠償責任保険は保険料が安く、なおかつ補償額も充実しています。月額140円で1億円の補償を付けることができます。さらにうれしいのが、月額10円をプラスするごとに補償額を1億円ずつアップさせられるということ。月額160円で3億円の補償を付けることもできます。また、エポスカード自体の年会費も無料ということで、これなら負担額が抑えられて助かりますよね。カード審査も通りやすく発行がしやすいので、そういった点からもエポスカードはおすすめです。全体的にバランスが取れたカードということで、エポスカードを1位にさせていただきました。
【2位】三井住友VISAカード
項目 | 内容 |
---|---|
月額保険料 | 140円~160円 |
補償額 | 1億円~3億円 |
補償対象者 | 本人、配偶者、家族 |
示談交渉 | あり |
保険の契約可能年齢 | 満20歳~満65歳 |
保険会社 | 三井住友海上火災保険 |
カード年会費 | 初年度無料、2年目以降は1,250円(税抜) ※「リボ登録&年1回以上のカード利用」で2年目以降の年会費も無料になります。 |
カード申し込み対象 | 18歳以上(高校生を除く) |
三井住友VISAカードも個人賠償責任保険に加入できるクレジットカードとしておすすめです。補償内容については実はエポスカードと同じになっています。というのも保険会社が同じ三井住友海上火災保険だからです。補償内容が同じなので、違ってくるのはカード自体のスペック。三井住友VISAカードは条件付きの年会費無料なのに対し、エポスカードの年会費は完全無料です。年会費で差がつく分だけ、三井住友VISAカードは2位とさせていただきました。とは言え、信頼感やステータスで言えば三井住友VISAカードの方が上です。この辺は好みで選ぶといいかもしれませんね。
【3位】JCB CARD W
項目 | 内容 |
---|---|
月額保険料 | 150円 |
補償額 | 1億円 |
補償対象者 | 本人、配偶者、家族 |
示談交渉 | あり |
保険の契約可能年齢 | 満20歳~満74歳 |
保険会社 | 損保ジャパン日本興亜 |
カード年会費 | 無料 |
カード申し込み対象 | 18歳~39歳(高校生を除く) |
JCB CARD Wも安い保険料で充実の補償が付くカードとしておすすめです。月額保険料は150円ながら、個人賠償責任保険の補償額は1億円と手厚い補償になっています。ただし、JCB CARD Wは39歳以下限定のカードです。もし40歳以上であれば、JCB CARD Wと同じ補償内容で年会費無料のJCB EITカードを検討してみるといいかもしれません。JCB EITカードはリボ専用ですが、個人賠償責任保険用のサブカードとしても持つだけでもいいでしょう。もちろん39歳以下であればJCB CARD Wがおすすめなので、JCB CARD Wを検討してみてくださいね。
【4位】楽天カード
項目 | 内容 |
---|---|
月額保険料 | 230円 |
補償額 | 1億円 |
補償対象者 | 本人、配偶者、家族 |
示談交渉 | あり |
保険の契約可能年齢 | 満69歳以下 |
保険会社 | 楽天損害保険 |
カード年会費 | 無料 |
申し込み対象 | 18歳以上(高校生を除く) |
楽天カード会員の方は「楽天カード超かんたん保険」に追加で申し込むことができます。9つの保険プランが用意されていますが、この中で個人賠償責任保険が付く最安プランは「自転車プラン」です。月額230円の保険料でありながら、補償額は1億円と手厚い補償となっています。また、楽天カードは使い勝手も非常にいいです。年会費無料で1%の高ポイント還元率。ポイントの使い道も豊富で、ポイントの消化も困らないでしょう。使い勝手で言えば上位で紹介したカードよりも優れているので、使い勝手も考慮して楽天カードを選んでもいいかもしれませんね。
【5位】セゾンカードインターナショナル
項目 | 内容 |
---|---|
月額保険料 | 300円 |
補償額 | 1億円 |
補償対象者 | 本人、配偶者、家族 |
示談交渉 | なし |
保険の契約可能年齢 | 年齢制限なし |
保険会社 | セゾン自動車火災保険 |
カード年会費 | 無料 |
カード申し込み対象 | 18歳以上(高校生を除く) |
セゾンカード会員には月額300円で入れる「Super Value Plus」という保険サービスが用意されています。Super Value Plusの中には様々なプランが用意されていますが、その中でおすすめなのが「ご迷惑安心プラン」です。このプランでは個人賠償責任を1億円まで補償してくれます。唯一のデメリットとしては示談交渉に対応していないということ。この点を考慮して5位という順位にしました。ただ、示談交渉以外は特にデメリットはありませんし、補償自体は優れています。セゾンカード自体の特典なども考慮してカード発行を検討してみてください。
個人賠償責任保険に加入できるクレジットカードでおすすめはエポスカード!
- 月額140円~160円で1億円~3億円まで個人賠償責任保険が付けられる
- 家族の分も補償してくれる
- 示談交渉に対応している
- カード年会費が無料
- カードが発行しやすい
- カード特典が豊富
個人賠償責任保険に加入できるクレジットカードの中で最もおすすめしたいのがエポスカードです。
おすすめポイントはやはり手厚い補償内容。月額140円で1億円の補償が受けられる上に、月額プラス10円ごとに1億円の補償額がプラスできます。
格安費用で万が一のケースに備えられるのは非常にありがたいですよね。
カード年会費自体も無料なので、カードを持っていても負担になりません。
ということで個人賠償責任保険が加入できるクレジットカードの中でエポスカードが最もおすすめなので、迷ったらエポスカードを検討してみてください。
個人賠償責任保険が自動付帯のクレジットカードはないの?
ここまで個人賠償責任保険に加入できるクレジットカードを紹介してきましたが、そもそも個人賠償責任保険が自動付帯しているカードはないのでしょうか?
結論を言うと、個人賠償責任保険が自動付帯のクレジットカードは存在します。以下のカードです。
どちらのカードも1億円の個人賠償責任保険が自動付帯となっています。
ただし、カード年会費はともに13万円(税抜)と高額です。
そうなると年会費13万円(税抜)は目的からズレてしまうかもしれませんね。
個人賠償責任保険が自動付帯ではありますが、保険料を安く抑えるという点では今紹介したカードはおすすめできません。
やはりランキングの中で紹介したカードから選ぶのがおすすめです。
クレジットカードの個人賠償責任保険についてのその他のQ&A
単体で個人賠償責任保険に加入するよりクレジットカード経由で加入した方がやっぱりお得?
中には単体での加入でもクレジットカード経由並みに月額保険料が安いものもありますが、別で追加料金が発生する可能性があります。
なのでクレジットカード経由で個人賠償責任保険に加入するのがいかにお得なのかがわかると思います。
個人賠償責任保険はどういったものが補償対象?
- 他人にケガを負わせた
- 自転車事故で相手にケガをさせた
- 家族が他人にケガを負わせた(家族型の保険に加入している場合)
- 買い物中に商品を壊した
- 飼い犬が他人にケガを負わせた
- 階下に水漏れしてしまった
このような故意ではない事故などに保険が適用されます。
個人賠償責任保険で補償の対象外になるものは?
- 仕事中の事故で他人にケガを負わせた
- ケンカによって相手にケガを負わせた
- 借りていた物を壊してしまった
- 自然災害が原因で損害を与えてしまった
- 自動車事故で相手に損害を与えた(自動車保険が適用されるため)
この辺りは保険会社によって内容が異なる可能性があるので、各保険会社ごとに内容を確認してみてください。
クレジットカードの個人賠償責任保険についてのまとめ
今回はクレジットカードの個人賠償責任保険について詳しく解説してきました。
ということでクレジットカード経由で加入する個人賠償責任保険は非常にお得なので、今回紹介したカードの中からあなたに合った1枚を見つけてみてください。