
高還元率のクレジットカードを使って得したいけど、実は還元率のことがよくわかっていない…。
- そもそも、還元率って何?
- 高還元率のカードって還元率何%から?
- 結局どのカードを選べばお得なの?
…などなど、クレジットカードの還元率は複雑に見えるので頭を抱えている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回こちらでは「これだけおさえておけば安心!」といった、クレジットカード還元率の基礎知識と高還元率のカードについてお伝えしていきます。
おすすめの高還元率クレジットカード5枚も紹介していますので、還元率の高いカードを使って得したい!というなら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
クレジットカードの還元率(かんげんりつ)とは?
まずは、クレジットカードの還元率とは何か?を確認しておきましょう!
還元率がわかっていないと、どのクレジットカードがお得なのか?判別することが難しくなってしまうからです。
クレジットカードの還元率は、カードの利用額に対して何円分の価値があるポイントがもらえるのか?の割合です。
ちょっとわかりにくいと思うので、3つ例をあげてみますね。
カード利用額 | ポイント付与 | 1ポイントの価値 | 還元率 |
---|---|---|---|
100円利用 | 1pt | 1円 | 1.0% |
200円利用 | 1pt | 1円 | 0.5% |
1,000円利用 | 1pt | 5円 | 0.5% |
上記の例にあるように「1ポイントの価値=1円」ではないクレジットカードもあります。
なので、還元率を調べるときは、1ポイントあたり何円分の価値があるのか?を確認しましょう。
覚えておくと便利!クレジットカードのポイント還元率を求める計算式
クレジットカードの還元率を求める計算式は以下のとおりです。
楽天カードのポイント還元率を求める計算
- 100円に付き1ポイントもらえる
- 1ポイントの価値は1円
エポスカードのポイント還元率を求める計算
- 200円に付き1ポイントもらえる
- 1ポイントの価値は1円
三井住友カードのポイント還元率を求める計算
- 1000円に付き1ポイントもらえる
- 1ポイントの価値は5円
クレジットカードは、基本還元率と特定の条件下でアップする還元率がある!

実はクレジットカードの還元率は、基本となる還元率と特定の条件下でアップする還元率があります。
- 還元率「◯%〜」の前半部分が基本還元率
- 還元率「〜◯%」の後半部分が特定の条件下でアップする還元率
それでは、基本還元率と特定の条件でアップする還元率について説明していきましょう!
基本還元率
基本還元率はカードの利用場所や利用方法などの条件なしに、支払いに使うだけで得られるポイントの還元率です。
標準還元率と言われることもあります。
複数のクレジットカードの還元率を比較するときは、この基本還元率をもとにするのが一般的です。
特定の条件でアップする還元率
クレジットカードの利用に関して、ある条件を満たしたときにアップする還元率のことです。
還元率がアップする条件はカードによってさまざまです。
ポイントを多く貯めるなら、還元率がアップする条件を満たせるカードを選ぶのがコツです。
条件によってアップする!クレジットカード還元率の例を5つ紹介!
カードの利用場所・利用方法など、条件を満たすことで還元率がアップする5つ例をあげてみますね。
利用条件による還元率アップの例①:指定日の利用でポイント還元率がアップ!
出典:楽天カード
毎月5と0の付く日にエントリー&楽天カードを利用することで、楽天市場の買い物がポイント5倍になるという楽天カードの還元率アップ例です。
利用条件による還元率アップの例②:ポイント優待サイト経由で買い物をするとポイントが数倍に!

JCBが運営するOkiDokiというポイント優待サイトを経由し、カードを使って買い物をするとポイントが2倍〜20倍貯まるという、JCBの還元率アップの例です。
利用条件による還元率アップの例③:特定のショップで利用するとポイントが数倍に!

出典:リクルートカード
ポンパレモールの利用でポイント還元4.2%。じゃらんの利用でポイント還元3.2%という、リクルートカードの還元率アップの例です。
利用条件による還元率アップの例④:特定の電子マネーにチャージするとポイントが数倍に!
出典:Viewカード
定期券購入やSuicaへチャージするたびにJRE POINTが3倍貯まるという、ビックカメラSuicaカードの還元率アップの例です。
利用条件による還元率アップの例⑤:期間限定で還元率が2%にアップ!
入会後6ヶ月間はポイント還元率が2.0%になるという、オリコカード THE POINTの還元率アップの例です。
高還元率のクレジットカードとは?還元率何%からのこと?
基本還元率 | 還元率の高さ判定 |
---|---|
0.5% | 標準 |
1.0% | 高還元率 |
1.2%以上 | かなり高い還元率 |
高還元率のクレジットカードは、基本還元率1.0%以上のカードのことを指します。
基本還元率とは何か?というとこですが、これは特定の利用条件による還元率アップを含まないポイント還元率のことです。
それでは、高還元率のカードで年間100万円を支払った場合、還元率の差でどのくらいポイント獲得の差がでるのか?
こちらを見ていきましょう!
- 還元率0.5%:5,000円分のポイント獲得
- 還元率1.0%:10,000円分のポイント獲得
- 還元率1.2%:12,000円分のポイント獲得
クレジットカードの還元率の違いで、これだけの差が生まれます。5年、10年で考えると非常に大きな金額になりますよね。
高還元率というだけで、クレジットカードを選ぶのはNG!
高還元率というだけで、クレジットカードを選ぶのはNGです!
ポイントを多く貯めるより、ポイントを使うことが大事だからです。そのために注意しておきたいことを3つ紹介していきます。
貯まるポイントの種類と使いやすさを確認しておく
クレジットカードによって、貯まるポイントが異なります。
- どういったポイントが貯まるのか?
- そのポイントは使いやすいか?
上記2つは必ず確認しておきましょう。
ポイントの有効期限に注意
クレジットカードの利用で貯めたポイントは、例外を除き有効期限があります。
せっかく貯めたのにポイントが失効してしまっては大損です。ポイントの有効期限は、主に3つのタイプがあるので確認しておきましょう。
- ポイント獲得日から1年間
- ポイント獲得日から2年間
- 最後のポイントを獲得日から1年間
年会費無料のカードを選ぶ
ポイントを貯めて家計費を節約するなら、年会費無料のカードを選びましょう。
ポイント還元率の高いカードだったとしても、年会費があるとマイナスからのスタートとなってしまうからです。
たとえば、還元率1.0%・年会費2,000円のカードの場合、年会費のもとを取るには20万円のカード利用が必要になります。
年会費無料の高還元率カードは複数あるので、まずは年会費無料のカードから作成しましょう。
【2020年4月】高還元率のクレジットカードランキングTOP5を紹介!
それでは、1位から順番に紹介していきますね。
【1位】基本還元率1.2%:リクルートカード
項目 | 内容 |
---|---|
基本還元率 | 1.2% |
貯まるポイント | リクルートポイント(1pt=1円) |
ポイントの交換先 | Pontaポイント |
還元率がアップする条件 |
|
ポイントの有効期限 | 最後にポイントが加算された月の12か月後の月末まで |
年会費 | 永年無料 |
キャッシュレス・消費者還元制度 | 対応 |
ポイントのカウント方法 | 毎月の利用金額合計の1.2% |
申込み資格 | 18歳以上(高校生を除く) |
国際ブランド |
|
おすすめ度 | ![]() |
リクルートカードは年会費無料のカード中で、基本還元率が最も高いクレジットカードです!
毎月かかる公共料金の支払い、街でのお買い物、ネットショッピングなど、どこで利用しても還元率1.2%なので、ポイントがどんどん貯まっていきますよ。
ただ、貯まるポイントは使い勝手のよくないリクルートポイント…。でも、リクルートポイントはPontaポイントに「1ポイント=1円」として交換できます。
Pontaポイントは全国のローソンで利用できるので、ポイントの使い道に困ることはないでしょう。
以上のことから、とにかくポイントを貯めたい!貯めたポイントをお得に使いたい!という人に、自信をもっておすすめできます。
【2位】基本還元率1.0%:楽天カード
項目 | 内容 |
---|---|
基本還元率 | 1.0% |
貯まるポイント | 楽天スーパーポイント(1pt=1円) |
ポイントの交換先 |
|
還元率がアップする条件 | 楽天市場での利用(ポイント2倍) |
キャッシュレス・消費者還元制度 | 対応 |
ポイントの付き方 | 毎月末日までの楽天カード利用代金100円につき1ポイント付与 |
ポイント有効期限 | 最後にポイントを獲得した日から1年間。期間内に1度でもポイントを獲得した場合は、 有効期限が延長されます。 |
年会費 | 永年無料 |
申込み資格 |
|
国際ブランド |
|
おすすめ度 | ![]() |
楽天カードは、ポイントの貯めやすさと使いやすさの両方を兼ね備えた高還元率クレジットカードです!
カード利用で貯まるポイントは、使いやすさNo.1と言っても過言ではない楽天スーパーポイント!
楽天市場をはじめとする楽天のサービスだけでなく、街のお買い物でも利用できます。また、楽天市場の支払いにカードを使うだけでポイントが2倍になります。
楽天市場を利用しない人にはおすすめできませんが、楽天市場を普段から利用している方、楽天スーパーポイントを貯めたい方には非常におすすめのカードです。
【3位】基本還元率1.0%:ヤフーカード
項目 | 内容 |
---|---|
基本還元率 | 1.0% |
貯まるポイント | Tポイント(1pt=1円) |
ポイントの交換先 |
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還元率がアップする条件 |
|
キャッシュレス・消費者還元制度 | 対応 |
ポイントのカウント | 1回の会計毎100円ごと1ポイント付与 |
ポイント有効期限 | 最後に通常のポイントを獲得、または利用した日の1年後まで。 |
年会費 | 永年無料 |
申込み資格 |
|
国際ブランド |
|
おすすめ度 | ![]() |
ヤフーカードは、Tポイントが貯まる基本還元率1.0%のクレジットカードです!
スマホ決済アプリのPayPayに残高チャージできる唯一のクレジットカードでもあります!
Paypay残高チャージでもポイント還元率1.0%なので、PayPayユーザーなら作っておいて損のないカードとなります。
ただ、ポイントアップするネットショッピングサイトがYahoo!ショッピングとLOHACOなので、楽天やAmazonユーザーとっては少々使いにくい面もあります。
【4位】基本還元率1.0%:オリコカード THE POINT
項目 | 内容 |
---|---|
基本還元率 | 1.0% |
貯まるポイント | オリコポイント(1pt=1円) |
ポイントの交換先 |
|
還元率がアップする条件 |
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キャッシュレス・消費者還元制度 | 対応 |
ポイントの付き方 | 月の利用額合計に対し、100円ごと1オリコポイントが付く |
ポイント有効期限 | 1年間。12ヶ月後の月末でポイントが失効 |
年会費 | 永年無料 |
申込み資格 | 年齢18歳以上の方(高校生は除く) |
国際ブランド |
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おすすめ度 | ![]() |
オリコカード THE POINTの基本還元率は1.0%ですが、入会後6ヶ月間は還元率が2.0%にアップします!
期間限定とはいえ、2.0%の還元率はウハウハです!
カード作成後に高額の買い物をする予定があるなら、還元率2.0%の期間を狙うのもアリです。
ただし、ポイントの有効期限が1年間なので、獲得したポイントは忘れないうちに使うようにしましょう。
【5位】基本還元率1.0%:JCB CARD W(ジェーシービー・カードダブル)
項目 | 内容 |
---|---|
基本還元率 | 1.0% |
貯まるポイント | OkiDokiポイント(1pt=5円) |
ポイントの交換先 |
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還元率がアップする条件 |
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キャッシュレス・消費者還元制度 | 対応 |
ポイントの付き方 | 毎月の利用金額合計1,000円(税込)ごとに1ポイント付与 |
ポイント有効期限 | ポイント付与から2年間 |
年会費 | 永年無料 |
申込み資格 | 18歳以上~39歳以下 |
国際ブランド | JCB |
おすすめ度 | ![]() |
JCB CARD WはJCBカードのラインアップの中で、とくに高還元率のカードです。
通常のJCBカードの還元率が0.5%なのに対し、このカードはいつでも還元率1.0%!
また「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」である、セブンイレブン・Amazon・イトーヨカドーで利用すると、優待店ボーナスが付与されポイント還元率が2.0%になります。
ただ、カード申し込み資格が39歳以下となっているため、40歳以上の方は作成できません。
もし現在の年齢が39歳以下なら、今のうちに作成しておくといいでしょう。
クレジットカード還元率のまとめ
クレジットカードの還元率は、カードの利用額に対して何円分の価値があるポイントがもらえるのか?の割合でした。
また、特定の条件なしに還元率が1.0%以上になるカードが高還元率と言われるクレジットカードです。
現在はクレジットカードの還元率とは別に、キャッシュレス・消費者還元制度によるポイント還元も受けられるので、この機会に高還元率のカードを作成してお得にポイントをGETしましょう!