
「個人事業主がクレジットカードを選ぶポイントって何?みんなどうやって選んでるの?」、「自営業で使えるクレカ、どれがいいのかな?」、「俺でも審査通るのかな?」と考えていませんか?
事業主向けのクレカは年会費が高そうだし、手続きが面倒そうだし、たくさんあって選ぶのに時間がかかりそうですよね。
この記事では、個人事業主がクレジットカードを持つ際の選び方やおすすめのクレカ、個人事業主が審査を通るためのポイントなどをご案内しています。
あなたのビジネスに合った最適な一枚を、確実にゲットしてくださいね。
目次
- 1 まずは確認!個人事業主が仕事で使えるクレカはビジネスカードのみ
- 2 個人事業主のクレジットカードの選び方「3つのポイント」
- 3 選ぶポイント別!個人事業主におすすめのクレジットカード9選
- 4 開業したばかりの個人事業主向け!審査に通りやすいクレジットカードおすすめ3選
- 5 ポイント還元重視な個人事業主向け!還元率が高いクレジットカードおすすめ3選
- 6 支払い額が多い個人事業主向け!限度額の高いクレジットカードおすすめ3選
- 7 個人事業主がクレジットカードの審査を通すための4つのポイント
- 8 個人事業主がクレジットカードを持つ3つのデメリット
- 9 個人事業主がクレジットカードを持つ5つのメリット
- 10 個人事業主のクレジットカードに関するよくある質問
- 10.1 個人事業主でもクレジットカードの審査は通るの?
- 10.2 個人事業主のクレジットカードは事業の決済方法として導入できる?
- 10.3 Q.私用のカードと事業用のクレジットカードは分ける方が良い?
- 10.4 個人事業主のクレジットカードの仕訳にはどんなルールがありますか?
- 10.5 人事業主のクレジットカードの名義は、個人名義になる?屋号は使える?
- 10.6 Q.個人事業主のクレジットカードは社員の分を何枚でも発行できるの?
- 10.7 個人事業主のクレジットカードは分割払い・リボ払いはできるの?
- 10.8 個人事業主のクレジットカードの年会費は経費にできる?
- 10.9 個人事業主のクレジットカードで、ポイントを使った場合はどう処理するの?
- 11 個人事業主のクレジットカードはタイプ別に最適なものを選ぼう!
まずは確認!個人事業主が仕事で使えるクレカはビジネスカードのみ
- コーポレートカード(法人カード)⇒大企業向け
- ビジネスカード(法人カード)⇒中小企業や個人事業主向け
- 個人カード⇒個人のプライベート利用向け
クレジットカードにはいくつかの種類がありますが、こちらのとおり、個人事業主が仕事で使えるクレカはビジネスカードだけです。
個人カードは個人事業主でも発行できますが、仕事で使うのはNGです。
というのも、クレジットカード会社の多くが、経費を精算するのに個人カードを使うことを禁止しているからです。
例外的に、「金額が少ない」、「継続的に使っていない」といった場合はスルーされていますが、多額の経費を落とし続けると止められてしまうことがあるんですね。
一時でもお金の流れを止められてしまったら、お客様に迷惑をかけて信用を失ってしまったり、ビジネスチャンスを逃したりして、結果的に損してしまいます。
個人事業主のクレジットカードの選び方「3つのポイント」
個人事業主(自営業)のクレジットカードの選び方ですが、ポイントは次の3つです。
それぞれ見ていきますね。
審査に通りやすいかどうか
クレジットカードには、開業したばかりの人では審査に通らないものがあります。例えば、個人事業主として2回は確定申告をしていないと、申込みができないカードがあります。
ですが、探せば、免許証などの本人確認書類だけで申し込みができるカードなど、条件が緩いクレカがあります。
「開業したばかりで実績はないけど、仕事でクレジットカードを使いたい」という人は、とにかく審査が緩いビジネスカードの中から選ぶようにしましょう。
開業したばかりの人向けの審査に通りやすいクレジットカードについてはこちらでチェックできますよ。
ポイント還元率が高いかどうか
個人事業主が使えるビジネスカードの還元率は0.5%と、個人のものと比べると低い傾向にあります。
ですが、固定費(家賃、スマホ代など)や変動費(外注費、仕入れ、広告費など)が発生しますので、できれば高いポイント還元率のカードがいいですよね。
少ないですが、しっかりと探せば1.0%以上の個人事業主向けのクレカはありますよ。
ポイント還元が大事!という人は、こちらで還元率が高いクレジットカードをチェックしてみてくださいね。
限度額が高いかどうか
限度額を超えるような大きな取引があると、クレジットカードで決済できなくなります。
その場合は、クレジットカード会社に電話をして、限度額の引き上げをしてもらうのですが、クレカの会社に電話がつながりにくいですし、実際に限度額の引き上げが完了するまでには、数時間~数日かかりますので、時間のロスがとても大きいです。
それならば、最初から限度額が大きいクレジットカード会社のカードを利用しておく方が良いです。
毎月の支払い額が数十万円を超えるような人は、こちらの限度額の高いクレカをチェックしてみてくださいね。
選ぶポイント別!個人事業主におすすめのクレジットカード9選
ここまででお伝えしてきたとおり、個人事業主向けのクレジットカードを選ぶには3つのポイントがあります。
あなたは、今後、仕事でどんな使い方をしそうですか?それを考えてから、その用途に合ったクレカの中から選ぶようにすると、無駄なくスマートです。
ここからは、選ぶポイント別に、具体的におすすめのカードをご案内していきますね。
開業したばかりの個人事業主向け!審査に通りやすいクレジットカードおすすめ3選
年会費 | 還元率 | |
---|---|---|
オリコ EX Gold for Biz (S) | 初年度無料(2年目以降は2,000円) | 0.6%~1.1% |
UC法人カード | 1,250円 | 0.5%~1% |
三井住友ビジネスカードfor Owners | 初年度無料(2年目以降は1,250円) | 0.5% |
アメリカンエクスプレスビジネスカード | 12,000円 | 0.4% |
ライフカードビジネスライト(スタンダード) | 無料 | なし |
ビジネクスト・法人クレジットカード | 無料 | 不明 |
ビジネスカードには、開業したてでも発行できる審査に通りやすいビジネスカードとそうでないものがあります。
比較検討した結果、この中から3枚を厳選しました。おすすめ順にご案内していきますね。
【第1位】ポイント還元最大1.1%!オリコ EX Gold for Biz (S)
個人事業主でも審査が通りやすいクレジットカードは、オリコのビジネスカード「EX Gold for Biz (S)」です。キャッシング機能を希望しなければ、本人確認書類のみで申し込み可能です。
独立したての人にはうれしいですね。
それだけでなく、還元率はビジネスカードの中では高めで0.6~1.1%。年会費は初年度無料、2年目からも2,000円。ビジネスカードでは数万円するものもあるので、とてもリーズナブルです。
限度額はMAX300万円で、ビジネスカードの中で高めです。
車の出張があってもETCがありますし、飛行機での出張があってもラウンジが利用できます。国内旅行傷害保険が自動付帯。ポイントはANAにもJALにも交換できます。
個人事業主にとって、とてもバランスが取れたビジネスカードです。
還元率 | キャッシング | 年会費 |
---|---|---|
0.6%~1.1% | ![]() 10万円~100万円 |
初年度無料(2年目以降は2,000円) |
ブランド名 | 発行日数 | 追加カード |
VISA、MasterCard | 約2~3週間 | ETCカード |
限度額 | 付帯保険 | ラウンジ利用 |
10万円~300万円 | 国内外傷害保険 ショッピング保険 |
![]() |
【第2位】経費で購入できるアイテム豊富!UC法人カード(一般)
こちらのビジネスカードも決算書なしで、本人確認書類だけで申し込み可能なので、立ち上げたばかりの個人事業主にってありがたいです。
UC法人カード(一般)還元ポイントは有効期限がない永久不滅ポイントです。
このポイントが使えるセゾンモールにはAmazon、Yahoo!、楽天などが入っていますので、個人事業主が経費で購入できるアイテムが豊富。
その他、バランスのいいカードですが、PDFをプリントアウトして書類を送るという手続きがあるため、時間がかかります。
また、年会費は初年度から1,250円かかります。
還元率 | キャッシング | 年会費 |
---|---|---|
0.5%~1% | ![]() |
1,250円 |
ブランド名 | 発行日数 | 追加カード |
VISA、MasterCard | 約3~4週間 | ETCカード・従業員カード |
限度額 | 付帯保険 | ラウンジ利用 |
最大300万円 | 付帯なし | ![]() |
【第3位】バランスがイイ!三井住友ビジネスカードfor Owners
決算書や登記簿謄本などの書類は不要で、本人確認書類だけで申し込みOK。なので、スタートしたばかりの個人事業主でも審査に通りやすいカードです。
ETCカードやラウンジ利用サービスもありますし、ポイントUPモールにはAmazon、Yahoo!、楽天などが入っています。
バランスが良いカードではあるのですが、個人事業主にとって特別なメリットがないカードでもあります。
還元率 | キャッシング | 年会費 |
---|---|---|
0.5% | ![]() 0~100万円 |
初年度無料(2年目以降は1,250円) |
ブランド名 | 発行日数 | 追加カード |
VISA、Mastercard | 約3週間 | ETCカード・従業員カード |
限度額 | 付帯保険 | ラウンジ利用 |
10~150万円 | 海外旅行傷害保険、ショッピング補償 | ![]() |
開業したばかりの個人事業主に最もおすすめなのはオリコ EX Gold for Biz (S)
- 本人確認書類だけで申込OK
- ポイント還元率は0.6%~1.1%と高い
- 年会費は2000円と安い
- 限度額はMAX300万円と高い
- オリコポイントが使える
このカードは、立ち上げたばかりの個人事業主でも書類審査だけで申込ができるカードの中で、最大1.1%の高い還元率なのがいいです。
家賃や公共料金などの固定費はバカになりませんし、外注や仕入れをしていたり、車や飛行機での移動をしていたりすると、結構な金額の変動費が発生します。
こうして貯まったポイントをオリコポイントに変えれば、AmazonやYahoo!、楽天などで備品の購入ができます。
空港ラウンジも使えますし、いざというときの保険も自動で付帯されています。
審査が通りやすくてポイント還元率が高く、サービスの範囲が広いオリコ EX Gold for Biz (S)は、個人事業主にとてもおすすめの1枚です。
ポイント還元重視な個人事業主向け!還元率が高いクレジットカードおすすめ3選
年会費 | 還元率 | |
---|---|---|
JCBビジネスプラス法人カード(キャッシュバック型) | 初年度無料(2年目以降は1,250円) | 0.5~3.0% |
オリコEX Gold for Biz(S) | 初年度無料(2年目以降は2,000円) | 0.6%~1.1% |
楽天ビジネスカード | 2,000円 | 1% |
P-one Business MasterCard | 初年度無料(2年目以降は前年度実績による) | 0.6%~1% |
UC法人カード | 1,250円 | 0.5%~1% |
アメリカンエクスプレスビジネスカード | 12,000円 | 0.4%~1% |
三井住友ビジネスカードfor Owners | 初年度無料(2年目以降は1,250円) | 0.5% |
ライフカードビジネス(ゴールド) | 初年度無料(2年目以降は2,000円) | 0.5% |
実は、ビジネスカードは個人カードよりもポイント還元率が良くありません。ですが、よく探せば、1%以上の還元率のクレカはあります。
今回は還元率が高い6枚を比較検討して、3枚を厳選しました。おすすめ順にご案内していきますね。
【第1位】最大3%の還元率!JCBビジネスプラス法人カード(キャッシュバック型)
このカードはキャッシュバック型にすると還元率が最大3.0%になりますので、ポイント還元率重視の個人事業主にはおすすめの一枚です。
年間では合計最大18万円キャッシュバックされるんですよ。
また、キャッシュバックの対象は交通費や出張旅費なので、仕事で電車や新幹線、車、飛行機を使う個人事業主の方はぜひ取り入れてみてください。
さらに旅行傷害保険の自動付帯は国内外ともに最高3,000万円と高いです。
それにOkiDokiランドという専用サイトを経由してAmazonや楽天、Yahoo!ショッピングで備品などを購入すれば2倍~20倍のポイントが付きます。
銀行の通帳番号と本人確認書類だけで申し込みができます。色々な面で、個人事業主にとってお得なカードです。
還元率 | キャッシング | 年会費 |
---|---|---|
~3.0% | ![]() |
初年度無料(2年目以降は1,250円~30,000円 |
ブランド名 | 発行日数 | 追加カード |
JCB | 約2~3週間 | ETCカード・ QUICPay |
限度額 | 付帯保険 | ラウンジ利用 |
10万~250万 | 国内・海外航空機遅延保険 | ![]() |
【第2位】最大1.1%の還元率!オリコ EX Gold for Biz(S)
最低還元率が0.6%で、年間利用額に応じて還元率が最大1.1%まで上がります。
少しでもポイント還元率が高い方が良いという個人事業主にとって、検討すべき一枚です。
また、このカードで貯まる暮らスマイルは、Amazonギフト券やnanacoギフト、電子マネーのWAONに変えることができますし、オリコポイントと等価で交換できます。
本人確認書類だけで申し込めますし、年会費は初年度無料で2年目から2,000円ですので、個人事業主用のクレカの中ではリーズナブルです。
還元率 | キャッシング | 年会費 |
---|---|---|
0.6%~1.1% | ![]() |
初年度無料(2年目以降は2,000円) |
ブランド名 | 発行日数 | 追加カード |
VISA、MasterCard | 約2~3週間 | ETCカード |
限度額 | 付帯保険 | ラウンジ利用 |
10万円~300万円 | 国内・海外航空機遅延保険 | ![]() |
【第3位】常時1.0%以上の還元率!楽天ビジネスカード
常時1.0%のポイント還元率に加えて、楽天市場の利用でポイント最大5倍です。
なので、楽天で仕入れたり、備品を購入する個人事業主には最適です。
ただし、楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカードの子カードで、単独での発行はできませんし、年会費は両方合わせると12,000円となってしまいます。
「年会費はとにかく安い方が良い」という個人事業主の人には厳しい金額と言えます。
また、申し込みの条件は「20歳以上で安定した収入のある人」ですので、立ち上げたばかりの個人事業主では審査は通りません。
還元率 | キャッシング | 年会費 |
---|---|---|
1% | ![]() |
2,000円 |
ブランド名 | 発行日数 | 追加カード |
VISA | 約3週間 | ETCカード |
限度額 | 付帯保険 | ラウンジ利用 |
300万円 | なし | ![]() |
還元率重視の個人事業主に最もおすすめなのはJCBビジネスプラス法人カード
- 最大3%のキャッシュバック
- 年間最大18万円キャッシュバック
- キャッシュバックなのでポイント失効しない
- 年会費は1,250円とリーズナブル
- ETCカードは無料発行
最大3%と、個人事業主用のクレジットカードの中では最も高い還元率のこのカード。金額にすると、年間最大18万円も戻ってきます。
キャッシュバックの対象となるのが交通費、出張費のみなので、移動が多い個人事業主には価値があります。
ただし、家やオフィスだけで完結する仕事をしている個人事業主には向かないです。
キャッシュバックタイプなので、「ポイントで何を買おうか?」とか「いつまでが期限だっけ?」と、ポイントについて考える必要がありません。
年会費が1,250円と安いのもいいですね。
支払い額が多い個人事業主向け!限度額の高いクレジットカードおすすめ3選
限度額 | 年会費 | 還元率 | |
---|---|---|---|
UC法人カード(ゴールド) | 500万円 | 10,000円 | 0.5%~1% |
ライフカードゴールドビジネス | 500万円 | 初年度無料(2年目以降は2,000円) | 0.5% |
楽天ビジネスカード | 300万円 | 2,000円 | 1% |
オリコ EX Gold for Biz (S) | 300万円 | 初年度無料(2年目以降は2,000円) | 0.6%~1.1% |
三井住友ビジネスカードfor Owners(ゴールド) | 300万円 | 初年度無料(2年目以降は10,000円) | 0.5% |
P-one Business MasterCard | 300万円 | 初年度無料(2年目以降は前年度実績による) | 0.5%~1% |
ビジネクスト・法人クレジットカード | 300万円 | 無料 | 不明 |
シェルビジネスカード(ゴールド) | 250万円 | 10,000円 | 不明 |
まず知っておきたいのは、限度額は審査によって決まるため、最初からMAXの限度額が適用されるわけではないこと。
滞ることなく支払い続けることで、最大額に近づいていきます。
また、限度額が高いものは審査が厳しいことに加え、年会費が高いことが多いです。
そうしたことを踏まえて、6枚を比較検討した結果、この中から3枚を厳選しました。おすすめ順にご案内していきますね。
【第1位】限度額MAX500万円!UC法人カード(ゴールド)
限度額は個人事業主が使えるクレジットカードの中で最高額の500万円です。
毎月200万円~250万円ぐらいの金額を広告宣伝費や原材料・資材の仕入れなどに使っている個人事業主の場合、これぐらいあると止まってしまうといったことはありません。
年会費は10,000円ですが、個人事業主の審査が本人確認書類(免許証など)だけでOKなので、通りやすいです。
ただし、申し込みの際に、PDFをダウンロードして書面を交わす手間があります。
限度額 | 還元率 | キャッシング |
---|---|---|
500万円 | 0.5%~1% | ![]() |
ブランド名 | 発行日数 | 追加カード |
VISA、MasterCard | 約3~4週間 | ETCカード・従業員カード |
年会費 | 付帯保険 | ラウンジ利用 |
10,000円 | 海外・国内旅行傷害保険・ショッピング補償保険 | ![]() |
【第2位】限度額MAX500万円!ライフカードビジネス(ゴールド)
個人事業主が使えるクレジットカードの中で最高の500万円の限度額です。その上、年会費が2,000円で、ゴールドカードと思えないほどの安さ。
ただし、個人事業主が申し込みをする際の書類は、本人確認書類だけでなく、確定申告書2期分が必要です。また、還元率が0.5%と低いのもマイナスポイントです。
限度額 | 還元率 | キャッシング |
---|---|---|
500万円 | 0.5% | ![]() |
ブランド名 | 発行日数 | 追加カード |
MasterCard / JCB / Visa | 約2週間 | ETCカード・従業員カード |
年会費 | 付帯保険 | ラウンジ利用 |
初年度無料(2年目以降は2,000円) | 海外・国内旅行傷害保険・シートベルト傷害保険 | ![]() |
【第3位】限度額300万円!楽天ビジネスカード
楽天プレミアムカードとの合算で、限度額は300万円です。
個人事業主で、仕事で毎月~140万円ほどの支払いをしているなら、このカードで対応できます。
ポイントは常時1%、楽天での備品の購入は5倍ですので、楽天を利用することが多い個人事業主にはメリットが大きいです。
ただし、楽天ビジネスカードは単独での発行はできませんので、年会費は両方合わせると12,000円となってしまいます。
限度額 | 還元率 | キャッシング |
---|---|---|
300万円 | 1% | ![]() |
ブランド名 | 発行日数 | 追加カード |
VISA | 約3週間 | ETCカード |
年会費 | 付帯保険 | ラウンジ利用 |
2,000円 | なし | ![]() |
限度額重視の個人事業主に最もおすすめなのはUC法人カード(ゴールド)
- MAX500万円の限度額
- 本人確認書類だけで申す込できる
- 還元率は0.5~1%
- 永久不滅ポイントを貯められる
- 旅行の保険が5,000万円
個人事業主が使えるクレジットカードの中で、限度額が最高の500万円で、さらに本人確認書類だけで申込みができるので、スタートしたばかりだけど限度額が重視という個人事業主におすすめです。
他のビジネスカードは、限度額がそこまで高くなかったり、申込みの条件が厳しかったりします。
還元率は0.5~1%で、そこまで高くありませんが、永久不滅ポイントを貯められます。セゾンポイントモールを利用すればAmazonや楽天、Yahoo!で備品などをポイントで購入できます。
また、旅行の障害保険が5,000万、自動で付きますし、空港ラウンジも利用できるので、移動が多い仕事をしている個人事業主には便利です。
個人事業主がクレジットカードの審査を通すための4つのポイント
ポイント①:開業届を提出する
税務署に提出した際の控えの開業届けを準備しておきましょう。
社会的な信用度がなく、収入があることを証明できないと審査は通らないカードがあります。
ポイント②:収入証明書を用意する
クレジットカード会社は、支払いできるだけの収入があるかどうかを、確定申告書や納税通知書などで見極めています。
なので、収入証明書(確定申告書、納税通知書 所得証明書)を手元に保管しておいてくださいね。
ポイント③:個人クレジットカード・ローン等の支払い延滞をしない
個人としての信頼性を見ることも重要な審査要素です。
個人的なローンや携帯代などの支払いは遅延なく払い終えておいてください。
ポイント④:連絡先電話番号を固定電話にする
必須ではありませんが、クレカの申請の際に有利になります。
固定電話だと身元が保証されている可能性が高くなるからです。
個人事業主がクレジットカードを持つ3つのデメリット
それぞれ分かりやすくご案内しますね。
デメリット①:審査に通らないことがある
ビジネスカードは、個人のクレジットカードより審査が厳しいです。というのも、事業がうまくいっているかどうかを見極める必要があるためです。
ですが、後で案内するポイントをおさえれば、審査をクリアできるようになります。なのでぜひ最後まで読んでくださいね。
デメリット②:年会費がかかることがある
必要な機能がついたカードを持とうとすると、年会費がかかることがほとんどです。
ビジネスカードの年会費は高額で、数万円かかることがあります。
もちろん年会費が無料のビジネスカードは存在しますが、付帯サービスが少なかったり、限度額が少額だったりすることがあります。
ですので、年会費に見合ったサービスや機能があるかを吟味するのが大切です。
デメリット③:明確な運用ルールが必要になる
税理士と相談をして事前のルール設定する必要があります。というのも、公私混同してしまう場合が出てきてしまうからです。
間違えて使っても、後で修正すれば問題ありませんが、後から修正するのは面倒です。
また、もしスタッフがいて、そのスタッフにカードを使わせる場合は不正に利用されないように小まめなチェックが必要です。
個人事業主がクレジットカードを持つ5つのメリット
ここからは、メリットについてご案内していきますね。
メリット①:経費の処理が楽になる
カードで支払った内容=経費なので、面倒な仕分けの手間がありません。
また、ネット上で経費処理用のデータにしてくれるクラウド会計サービスがあります。利用すると経費処理の手間が省けるのでとても便利ですよ。
メリット②:ポイントで経費を支払える
個人カードでポイントがつくように、ビジネスカードでも利用に応じたポイントをつけることができます。
たまったポイントで経費が支払えれば経費削減になりますし、現金が減らないのでお得です。
メリット③:限度額が個人カードより高い
限度額は、カードにもよりますが、100~300万円が目安です。
個人での支払いなら~数十万円で十分ですが、仕事ではそうはいかない場合がありますよね。限度額が大きいと余裕を持って使うことができるので安心です。
メリット④:出張向けの特典が付いている
ビジネスカードのほとんどに飛行機や車を使っての出張や移動が多い人向けの特典が付いています。
例えば、国内外旅行傷害保険が付いていますし、空港ラウンジの利用、ETC機能が付いているカードがほとんどです。
メリット⑤:スタッフも同じカードを持てる
スタッフが増えたら、その分のカードを追加で発行できます。
領収書の提出と精算といった面倒な作業が必要なくなるので、お互いにとってストレスフリーです。
個人事業主のクレジットカードに関するよくある質問
個人事業主の方がクレジットカードを発行するにあたり疑問に思うことを解決していきます。
悩みをスッキリ解消して快適なビジネスカードライフを送って下さいね。
個人事業主でもクレジットカードの審査は通るの?
具体的には、個人事業主がクレジットカードの審査を通すための4つのポイントでご案内したように、次の準備をしておきましょう。
個人事業主のクレジットカードは事業の決済方法として導入できる?
また、カードの明細票やcsvデータなどがあれば、経費処理に使えます。それから、クラウドの会計ソフトなどと連携すれば、日付や金額、勘定科目などを記帳することができて、事務作業をかなり軽減できますよ。
Q.私用のカードと事業用のクレジットカードは分ける方が良い?
はい、使い分けて下さい。基本的に私用カードでの経費支払いはNGです。
また、私用のカードの中から、事業用の経費だけを抽出して処理するのは面倒な作業です。その逆も後処理が面倒です。
なので、私用のクレジットカードと個人事業主用のクレジットカードは分けて使うようにしましょう。
個人事業主のクレジットカードの仕訳にはどんなルールがありますか?
個人事業主の確定申告の方法には、白色申告と青色申告があります。
まず、白色申告と青色申告で10万円の控除を受ける場合は、次のように、購入した日付けと勘定科目、支出した金額の記帳をします。
例)10/1に1,500円でマウスパッドを購入した
日付 | 収入 | 支出 |
---|---|---|
2019/10/1 | – | 消耗品 1500円 |
次に、青色申告で65万円の控除を受ける場合。
もし「未払い金」を使って仕訳をする場合は、次のように2つに分けて仕訳をします。
日付 | 借方 | 貸方 |
---|---|---|
2019/10/1 | 消耗品費 1,500円 | 未払金 1,500円 |
日付 | 借方 | 貸方 |
---|---|---|
2019/11/5 | 未払金 1,500円 | 普通預金 1,500円 |
ただ、未払い金を使うのは面倒ですよね。なので、次のようにクレカ会社が引き落としをした日付で簡略化して処理しても大丈夫です。
日付 | 借方 | 貸方 |
---|---|---|
2019/11/5 | 消耗品費 1,500円 | 普通預金 1,500円円 |
自分で記帳をする人で、よく分からないことがあった場合は、税務署に記帳指導をしてくれる部署がありますので、聞いてみてくださいね。
もし記帳代行を依頼する場合はその会社に、税理士がいる場合はその事務所(あるいは税理士法人)に聞いてみてくださいね。
人事業主のクレジットカードの名義は、個人名義になる?屋号は使える?
というのも、個人事業主は、法律上、法人ではなく個人だからです。屋号にはあなたがいろいろな思いを込めたり、考えたりして創られたかと思いますが、残念ながら使うことができません。
Q.個人事業主のクレジットカードは社員の分を何枚でも発行できるの?
いいえ、限度があります。3、4枚のところがほとんどです。
年会費は発行したカードの数だけ必要なケースが多いので、本当に必要な枚数だけ発行するようにしてください。
個人事業主のクレジットカードは分割払い・リボ払いはできるの?
個人事業主のクレジットカードの年会費は経費にできる?
ただし、念のためですが、個人がプライベートで使うクレカの年会費は経費にはできません。
税務申告で指摘されるかもしれませんのでご注意くださいね。
個人事業主のクレジットカードで、ポイントを使った場合はどう処理するの?
ただし、商品券などの換金できるものやキャッシュバックで入手した現金については、雑収入として記載する必要があります。
個人事業主のクレジットカードはタイプ別に最適なものを選ぼう!
個人事業主はビジネスカードを使わないと損してしまうことがあります。なので必携です。
選び方としては、ビジネスカードは3つのタイプに分けられるので、その中から条件によって比較検討をしみてください。そうすることで、最適な一枚を手に入れることができます。
まずはあなたの現状と今後のビジネス展開を考えて、3つのタイプのうち、どれがいいのかを検討してみてくださいね。